Brewing Guide #2
浅煎りから中煎りの珈琲豆は抽出が難しく、
抽出の方法によって珈琲の味のどの引き出しを開けるか、が決まります。
珈琲抽出で守って欲しいことが3つあります。
- 豆とお湯の分量
- お湯の温度
- 抽出時間
1から解説します。
1. 豆とお湯の分量
私の標準条件は、豆1に対してお湯17です。
豆20g:お湯340g
豆14g :お湯238g
といった比率です。
豆とお湯の比率は簡単に言えば珈琲の濃さが変わるものですが、この比率不安定だと抽出時間も変わってしまい、味も不安定になります。
まずは1:17から始めてもらい、例えば深煎りは1:17にする、などのように調整してください。
2. お湯の温度
私は浅煎り〜中煎りを抽出する場合、92度を標準にしています。
最近は温度コントロールのついたドリップケトルが売っていますが、持っていない方は沸騰させた後別のドリップケトルに移すと良い程度に温度が下がります。
温度が低いとフレーバーが弱く、温度が高すぎるとえぐみが出ます。
3. 抽出時間
私は抽出の全行程を2分半から3分で終わらせます。
珈琲豆をご購入いただいた方は説明書を添付していますが、その通り抽出すると上記の時間になると思います。
浅煎りの場合蒸らしは25秒。勢い良くお湯を50ml注いで落ち切るのが25秒なので、その時間を設定しています。
蒸らしの時間を決めるのではなく、全体の抽出時間を決めると味が安定すると思います。
クレバードリッパーの方は、抽出終了時間を浅煎り2分半、中煎り3分をベースにお好みの時間を見つけてみてください。