英国アンティークの魅力:スタンダードチャイナ

英国アンティークの魅力:スタンダードチャイナ

2020年。私はイギリスに住んでおりました。

せっかくイギリスに滞在しているのだから、ティーセットを買おう!と思っていました。

ロックダウン明け、ようやく開いたアンティークショップに行ったところ、とあるティーセットに一目惚れしたのがきっかけでアンティークカップの収集に火がついてしまいました。

 

STANDARD CHINAの歴史

STANDARD CHINAはChapmans Longton Ltd社として、イギリスのStoke-on-Trent, Longtonにて活動していたメーカーです。

Chapmans Ltdは1916年にThomas C. Wild & Sons社の完全子会社として設立され、1916年から1966年まで活動していました。

Thomas C. Wild & Sons社は複数の陶器メーカーを所有していて、これらは1970年にRoyal Albertになります。

イギリスは本当にたくさんの陶器メーカーが存在していました。その歴史をまとめると本になるほどの情報があるため、後日ゆっくり解説していきたいと思います。

1916年から1930年まではスタンダード・チャイナと呼ばれ、1938年から1941年まではロイヤル・メイフェアと呼ばれていました。

1949年頃からはロイヤル・スタンダードになり、ある程度アンティークショップで見つけることができます。

スタンダードチャイナ

私が購入したティーカップ

私が購入したカップのバックスタンプを見てみると、STANDARD CHINAの初期の頃の製品であることがわかりました。

購入したエディンバラにあるアンテークショップの店主によると、おそらく110年前の物とのこと。

6客トリオのセット。2つのケーキプレートが揃っています。しかも110年前の陶器。
大戦を2度も乗り越えて私の手の元に渡ってきたとしたら考え深いものがあります。本当に大切に使われてきたのでしょう。

 

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