ロイヤルクラウンダービー
イギリスのダービーにて同社は1750年に設立されたとされています。正確な日付は不明ですが、フランスからイギリスに移住したアンドリュー・プランシュという起業家から始まります。
この時代の多くの製造業に言えることですが、当初はダーウェント川という川沿いに工場を構えました。
当時は船を使った輸出入が基本でした。
現在のロイヤルクラウンダービーのベースはウィリアム・ブルアが始めたと考えています。彼は日本の伊万里をはじめ、豊かな色とエレガントなパターンを採用しました。
ロイヤルクラウンダービーの歴史は少々複雑です。
Allan Ramsay - King George III in coronation robes
チェルシーダービーとダービーが合流し、1775年ジョージ3世がバックスタンプにクラウンを組み込むことができるという名誉を与え、クラウンダービーポーセリンとなった。その後の1890年、ビクトリア女王はクラウンダービーに王室令状を授与し、同社はロイヤルクラウンダービーと改名されました。
Coronation portrait of Queen Victoria
この間工場の閉鎖や買収がありがなら続いていきます。
連合国英語陶器グループ、スティーライトと複数の傘下を経て、2016年に再び独立を果たしました。
「ロイヤル」と「クラウン」ふたつの王室御用達の称号を持つロイヤルクラウンダービー。
ふたつの称号を持ってしても順風満帆とは言えなかったかもしれませんが、数多くの人がブランドを維持するために奮闘してくれたことに感謝します。
ロイヤルクラウンダービーの磁器
IMARI 2451 商品ページはこちら
Imari 2451はトラディショナルイマリとも言われています。
すでに廃盤となったパターンですが、とても優美な装飾です。すでに100年を超えたものもあり。英国アンティーク磁器の代表作と言っても過言ではないと思います。
OLD IMARI 1128
カップの内側にまで装飾があるパターンは残念がなら廃盤。
ファーストフラッシュなど、色の薄めの紅茶が映えます。
ROYAL ANTOINETTE
エリザベス女王二世が週末を過ごされるウィンザー城での朝食用テーブルウェアとして愛用されていました。波打つソーサー、エッグシェイプのカップが素敵な逸品。