Aynsleyは歴史深く、エレガントな陶器を作ることで有名ですね。このカップは繊細な金の装飾が魅力的です。
Aynsleyの歴史
1775年にStoke-on-Trent, Longtonに設立したとされています。
1931年に発表されたチューリップ型は、メアリー王妃が注文したこともあるほど、Aynsleyの代表的なパターンのひとつ。このパターンは現在でも人気が高く、当時流行していたアール・デコ様式の典型的な例となっています。
世界大恐慌のさなかに登場したチューリップ型は、一般家庭では手の届かない高価な贅沢品であったことは間違いなく、現在でも入手困難なものとなっています。
1970年にはガラスメーカーであるWaterford Crystalに買収され、その後WEDGWOOD、さらにその後の1997年にアイルランド企業のThe Belleek Pottery Groupに買収されたのち2014年にStoke-on-Trentの工場を閉鎖してしまいました。
かつてはヴィクトリア女王、エリザベス女王、故ダイアナ妃など歴代の英国王室に愛されてきたブランドでさえ、閉鎖してしまうのは悲しいです。
私が購入したのはROSALEEというシリーズで、バックスタンプからは1940-1960年のものだと考えられます。